091206
シンガポール留学[
(作:佐多 恵悟)
シンガポールで、自分は1軒4部屋を6人とシェアしていました。そのうち一人は皆さんもご存じK兄。三人は中国から来た中国語しか話せない方々でした。中国では 英語教育がないらしく、Good morningさえも知らない人ばかりでしたので、コミュニケーションが全く取れませんでした。そこで、大活躍したのがもう一人のルーム メート、AL君です。(以前出てきた外務省のA君と区別するため、AL君と呼びます。)彼はマレーシアからの参加で、18歳なのに、英語、中国語を含め、計6カ国語が 話せました。彼とは英語でコミュニケーションが取れたので、いつも自分とK兄、AL君の3人で行動したりするほど、仲良くなりました。
さて、AL君はギターが驚異的にうまく、SOTの演奏者オーディションで合格したほどです(ちなみにK兄はキーボードで合格)。
そして、ある日、SOT演奏者の友達などと、ストリートをやろうと言うことになって、夜の駅(午後11時30分頃)に繰り出したことがありました。K兄も、セルの一人に 借りたギターを片手に、皆でBoon Lay駅に集合しました。
集まったのは計6人。まず、台湾から来たエレキ奏者、C君。SOTで唯一エレキのオーディションに受かった人で、年は2つ上。日本のドラマや曲が大好きで、Orange Rangeの曲を全曲弾けるほど日本にあこがれていました。
それにC君と共にSOTに参加したNさん。彼女はK兄と同い年で、いろいろな旅行経験があり、また皆のことを気遣ってくれる優しい人でした。年上だったんですけど、 同い年かのように接していました。
もう一人、台湾出身だけど、シンガポール在住のLさん。彼女は日本語が結構話せて、たまに通訳もしてくれました。それに結構趣味も多く、歌やダンスなども 経験ある人でした。
彼らと夜遅くまで、まさに若者っぽい夜の過ごし方をして、ギターの伴奏で踊ったりしながら親睦を深めていき、一緒に夜のストリートを行うことができました。
その他の演奏者たちとも食事に行く機会を持ったりしました。本当は、自分は演奏者じゃないので部外者なのですが、K兄に誘われて行くことができ、多くの方々と良い お友達になることができました。
そのうち、K兄、AL君、C君の3人はだんだん意気投合して、キーボード、ギター、エレキが出来る3人がいるので、バンドを作ろうということになりました。楽器は ほとんど出来ない自分は彼らを羨ましがる反面、でもその盛り上がりに乗っかって、仲間に入れてもらって、すごくいい仲良しグループが出来上がっていきました。
1つのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じように、大ぜいいる私たちも、キリストにあって 一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。ローマ12:4〜5
みなさん、楽器のスペシャリスト3人は、後でお話に登場してくるので覚えていてくださいね。
話が点々としますが、次回はSOTのチームメートとの初Outingと、そこで会った、大事な友達についても話していきたいと思います。
書きながら、いつまで続くか先が見えないっていうのは事実ですが、2、3回に1回、牧師先生の心温まるアドナイエレを入れて、いただくつもりですので、気長に 読んでいただければ、うれしいです。よろしくお願いします。