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先生、有難うございました

(作:牧師夫人 佐多多視子

先日、霧島市の福山小学校の講演会にお招きいただいて、そこでお話しさせていただきました。実は、そこの小学校のM校長は長男が小4の時担任して下さった 先生で、子供たちがお世話になった先生方の中でも特に強く印象に残っている素晴らしい教育者でした。

それで、私共夫婦が講演会でいろいろな学校に招いていただく中で、どこかでお会いできないかしらといつも思っていた先生でした。

そして、過日ついに先生の居場所がわかったので、訪問させていただきましたら、さっそく講演の依頼を戴いたので、少しでもお役に立てたらとお話に行かせて いただいたという次第です。

長男が担任して戴いていた間、先生の信念に基づいた教育の仕方にはいろいろ教えられましたが、その中でも水泳大会時の対応には特に感銘を受けましたので、ここに 書かせていただきます。

長男は小4になるまで水を恐れて全く泳げませんでした。それで本人も洗面器に水をためて顔をつけ、努力していましたが、なかなかうまくいきませんでした。 夏休みに入り学校で特別水泳訓練というのがあり、彼も参加しました。1週間だったか、2週間だったかよく覚えていませんが、その間中、彼は通い続け一生懸命 努力して、なんとか泳げるようになりました。

夏休みが明けると学校で水泳大会がありました。そして、その最後のプログラムが学級対抗リレーでした。それは、各々の学級から水泳の得意な選手が4人づつ 選出されて速さを競うもので、保護者の方々も自分の子供のクラスを大声を出して一生懸命に応援していました。

いよいよアンカーの番となって見てみると、なんとそこに立っているのが長男でびっくりしました。「よし、やるぞ!」というような顔をして立ってはいましたが、 まだやっと泳げるようになったばかりで速く泳げるはずがありません。案の定、彼が泳ぎ始めるとすぐに次々に追い越されてビリになってしまいました。

それを見ながら、同じクラスの生徒さんや保護者の方に申し訳なく思いました。そして、先生はどうしてフォームも汚く、上手に泳げない長男をアンカーに使った のだろうかと訝っていました。

その後すぐに学級PTAがあって、先生がそのことに関して次のように仰いました。「佐多君は夏休みに水泳の特別訓練に毎日休まずに来て、一生懸命努力して いました。そして泳げなかったのに泳げるようになったのです。だからそれをお母さんたちに見ていただきたかったのです。」

私は、毎日休まずに特別訓練に長男が通っていたこと、そして努力の甲斐あって泳げるようになったことを先生が知っておられたことに驚きました。さらに、自分の クラスがリレーで良い成績を取ることよりも、努力することの重要性やその過程の大切さを生徒や保護者に教えて下さろうとしたことに感動を覚えました。

私たちが先生を訪問させていただいたのは、そのような先生の教えを受けた長男が、その後どのような生き方をし、どのように成長したかをお知らせしたかった からでした。

講演会当日は、先生が書いて下さった長男の4年生時の通知表を持って出掛けました。先生は懐かしそうにそれをご覧になり、また主人が牧師になってから、貧しい 時代に長男が押しピンのように短くなるまで使った鉛筆をも見て戴きながら、長男が先生の教えに従い、その後小さいことにも精一杯努力する生き方をどのように続けて きたかをお話しさせていただき、教えを感謝しました。

小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です。 ルカ16:10
それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、 いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかった ことを、キリストの日に誇ることができます。ピリピ2:15〜16

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