100314
シンガポール留学13
前回、見事オーディションに合格し、決勝への切符を手に入れたバンドチーム「Flower Lovers」とダンスチーム「Kokoro-Odoru Crew」。今回は、決勝までの Kokoro-Odoru Crewについてお話したいと思います。
Kokoro-Odoru Crewのリーダーは、ぼく。日本語を用いた面白いチーム名だってこともあり、SOT(ぼくらの聖書学校)のなかでも注目されるチームとなりました。
そんなこのチームの問題点の一つは練習場所でした。いろいろなところを点々としながら、なんとか練習してきました。
あるスタジオを借りて練習していた時、結構厳しく見てチェックしていた僕は、女の子たちだけが躍るパートが、上手く息が合っていないことに気が付きました。 何度やってもずれてしまっていたのです。
その中で、ひと際ずれていたのが、Lさんでした。彼女は本格的にダンスをして来たようなぼくらとは違ったので、少しのところはしょうがないと思っていたの ですが、やっぱりうまくいっている感じではなかったのです。
すると、「実は…」。女子のみんなが困っているような感じでした。彼女は座って足を伸ばしました。
実は、彼女の足は、右と左で長さが違ったのです。左の方が2センチほど短かったのです。ぱっと見ではほとんど分からないし、生活には支障はきたさないんですが、 ダンスをするのに、2センチの差はとても大きなものです。
その時、K兄とWA君が「祈って治そう!」と言い始めたのです。他のチームメンバーは、とても驚きました。今までそんなことしたこともなかったですし、ましてや 今いるうちの一人はノンクリスチャンです。でも、彼らは必死でした。「絶対、癒されるから!!」
実は、この時、宿題として課題図書が出ていて、その本は韓国のパウロ・チョーヨンギ牧師の本だったのですが、その本の最初に、彼の目の前で、足が癒されて、 元の長さになるという奇跡の話が書かれてあったのです。そして、ちょうどその日の朝、K兄とWA君は、その箇所を読んできたばかりだったのです。だから、彼らの 中には、癒されるという強い確信がありました。
そして、Lさんが座り、他のメンバーは彼女に手を置いて、一人一人祈り始めました。気持ちがこもるように、それぞれの国の言葉で、日本語で、中国語で、 インドネシア語で、英語で、祈って行きました。
そしたら…それは、自分たちも不思議に思ったことでした。
目を開けると、彼女の左足は、右足と同じ長さになっていたのです。その後のダンスも、さっきとは違う動き、軽やかな動きになっていたのです。そこにいた ノンクリスチャンのSYさんも驚いていました。
後日、SOTの授業の中で、教師がそのことについてお話をしてくれました。それを聞いたSOTのみんなも驚いて、またぼくらのチームを応援してくれる人が増えて 行きました。
主は、あなたのすべての咎を赦し、あなたのすべての病をいやし、あなたのいのちを穴から贖い、あなたに、恵みとあわれみとの冠を かぶらせ、あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、わしのように、新しくなる。詩編103:3〜5
次回は、決勝までの、ぼくらのバンドチーム「Flower Lovers」にまつわる話をしようと思います。