100411
シンガポール留学16
前回のあらすじ
Kokoro-Odoru CrewとFlower Loversの一員としてInternational Idolに出場した僕。パフォーマンスも終わり、後は結果発表を待つのみとなりました。
会場の指定席に座り、結果発表を待つ間、僕の心は収まる時がありませんでした。僕らのパフォーマンス、特にFlower Loversは完全燃焼出来たので、このまま 終わっても悔いはないとは思っていましたが、でも、あの手に汗握る努力、メンバーひとりひとりが心一つにして協力し合い練習し合った日々を思い出した時、 入賞したいなって気持ちはありました。(入賞は3位まで)
パフォーマンス以外の出し物も終わり、いよいよ結果発表の時になった時、観客に緊張が走りました。
まず3位は、一人で歌いながら踊るという形式をとった男性が入賞しました。彼の家族は大喜びで、とても喜んでいました。(これについてのエピソードは 次回します。)
2位は、僕らではないダンスチームでした。2人の男女ペアだったのですが、息はぴったりだったので、とても評価よかったんだと思います。
2位にダンスチームが来たので、1位もダンスチームってことにはならないだろう、と思い、Kokoro-Odoru Crewの入賞はないと確信しました。後はFlower Lovers だけです。
でも、僕らよりもきれいな歌声のチームばかりでしたので、無理だろうと思いつつも、でも優勝したいって気持ちはありました。そして、1位の発表まで、心を 静める努力をしていました。
そして…
「1位を発表します。…」
観客にまた静寂がやって来ます。自分の手にも汗がたっぷり出ているのを感じていました。「International Idol2009、この戦いを制し1位になったチームは…
Flower Loversです!!」
「えぇ!?」という思いと共に、僕は指定席から飛びあがっていました。観客からは「キャー」という叫び声と共に大拍手。Flower Loversのメンバーの中で最初に ステージにたどり着いた僕はステージの上で倒れ、うれしさと感動の涙で顔を覆いました。
「おめでとう。」司会者に起こしてもらった僕は歩いて近づいてくるK兄が見えました。K兄も泣き出しそうな顔をして僕のもとに寄って来ます。そしてステージ上で 僕らはガッシリと抱き合いました。そしたら観客からこれ以上もないくらいの大拍手が湧き上がったのです。
主よ。私は国々の民の中にあって、あなたに感謝し、国民の中にあって、あなたにほめ歌を歌いましょう。あなたの恵みは大きく、 天にまで及び、あなたのまことは雲にまで及ぶからです。詩編57:9〜10