100613
勝利的な人生の秘訣
私たちの普段語る言葉が私たちの人生を左右することを2週にわたってお話しして来ました。今日もその続きで、前向きな告白によって勝利的な人生を歩めることを語りたいと思います。
さて、告白の重要性を知ってから、3人の子供たちに良い告白をするように勧めました。特に長男には肯定的で、建設的で、積極的で生産的な言葉を何時も告白することを心がけるように話しました。すると、彼は難しい数学の問題を解きながら、頭を抱えて「う〜ん、この問題は難し・・・くない。」というような告白をするように変わりました。
彼が東大(医)に合格した時、宮崎の塾で合格体験談を語るように依頼されたことがあったのですが、彼は集った子供たちに向かって「君たちに天才になれとは言いません。ただ自分は天才だから必ずできる、きっとできると告白しなさい。」と勧めていました。
また、二男は社会が不得意で、一生懸命勉強するけど、どうしても良い成績が取れなくて苦しんでいました。不得意科目として一度自分の中で認識してしまうと、勉強してもなかなか頭に入らないものです。彼が中学2年の3学期のことです。私が「今からは勉強もだけど、思い出したらいつも『僕は社会が大好きだ。』と告白しなさい。」と勧めました。
彼は大声で告白を始めましたが、好きでもない物を好きだと告白するのですから、ちっとも心が籠りません。ただ、仕方なく言わされているような感じで続けていましたが、驚くことが起こり始めました。今までちっとも変らなかった彼の成績が上がり始めたのです。
そして、私たちの心配をよそに高校時代は社会で良い点を取れるようになりました。すると「僕、昔から社会が好きだよ。」と親の心配や、以前の苦労を忘れて、言うほどになりました。
さらに、三男が小さい頃は、魚は食べない、野菜は食べない、肉も食べないと言う好き嫌いの激しい子で大変でした。なだめたりすかしたりして野菜と肉は何とか少しは食べられるようになりましたが、魚だけはいつまでたってもだめでした。
いよいよ彼が小学校に上がる時が迫りました。給食が始まります。何とか食べられる様にしないといけません。そこで妻がある日、夕食に鮭ずしを作りました。彼は魚の日は、魚は食べないでご飯だけ食べるほどの魚嫌いでしたが、今日はそうはいきません。魚とご飯が混ざっているのです。彼は目を白黒しながら、「僕はこんなのは食べられない。」と叫びました。そこで私が「それでは今から百回『僕は魚が大好きだ。』と言いなさい。そしたら食べなくて良いから。」と言いました。すると彼は「え〜っ、五十回にしてよ。」と交渉して来ましたがた、私も自信がなかったので「いや絶対百回」と命じました。
彼はしょうなくブツブツ不平を言うような感じで「僕は魚が大好きだ。僕は魚が大好きだ。」と告白を始めました。彼が三十回ほど告白した時です。彼は自分のテーブルに座って、スプーンで皿に盛られた鮭ずしをすくいパクッと食べたのです。あっけにとられている私たちをしり目に彼は「僕は魚が大好きだ。僕は魚が大好きだ。」と言いながらそれを全部平らげてしまいました。あんなに嫌いだったのにまさにマジックを見ているようでした。
子供3人とも私たちの期待をはるかに超えた変化が見られたことで、私たちの発する言葉の重要性を改めて認識させられました。主なる神様は御言葉を守り行うためにそれを告白しなさい。そうすれば祝福されると命じておられます。勝利的な生活のため、真理を知り、それを告白しましょう。
ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行なえ。これを離れて右にも左にもそれてはならない。 それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。 そのうちにしるされているすべてのことを守り行なうためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。ヨシュア1:7〜8