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100627

勝利者になるために

サッカーワールドカップが南アフリカで開幕し、世界中が熱狂しています。予選を含めてオリンピックを超える国々が大会に参加しています。それだけに世界の人々の 関心も高いのでしょう。

さて、わが日本の代表は、大方の予想に反して、デンマークに勝ち決勝トーナメントに進みました。大会前の酷評に比べ、日本の熱狂、また世界の評価は天と地ほど 違います。

大会前4連敗して、日本最弱の選手団、最悪の監督との評価の時は、監督も選手も少なからず落ち込み、悩んだことでしょう。大会直前になっても、このままでは 惨敗するのは明らか、今からでも遅くはない、監督を交代すべしとの声は鳴りやみませんでした。

そして、第1戦にカメルーンとの試合に勝って日本人が思わぬ勝利に熱狂している時でも、世界の評価は、「ワールドカップ史上最低の試合だった。」でした。つまり 弱い者同士の低調な試合との評価だったのです。

それが、優勝候補のオランダに惜敗してからは、日本強し、日本は素晴らしいとの評価に変わりました。さらにデンマークに快勝するに至っては、日本は素晴らしい 戦術を持っている、クレバーな監督に率いられていて、素晴らしい選手の集まりだと言うのです。

人間の評価なんて当てにならないものです。みんな好き勝手いうのです。振り回されないようにしないといけません。日本代表メンバーも最初からこうなることが 分かっていたら、何を言われても堂々としていたことでしょう。大切なことは途中経過がどうかではなく、最後がどうかなのです。ですから、勝利者になるために、 大切なことは目の前の状況に振り回されないように心を守ることです。

わが子よ。私のことばをよく聞け。私の言うことに耳を傾けよ。それをあなたの目から離さず、あなたの心のうちに保て。見いだす者に は、それはいのちとなり、その全身を健やかにする。力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。箴言4:20〜23

悪魔は私たちの心を支配しようと狙っています。しっかり心を守る必要があるのです。環境がどうあろうと心が喜んでいれば、心が神様に向いていれば、必ず勝利 します。神様が心を支配し、神様が働かれるからです。

しかし、目先の環境に目を奪われ、心が振り回されるとすべてがうまくいかなくなり、絶望するようになります。悪魔が心を支配するからです。

心に喜びがあれば顔色を良くする。心に憂いがあれば気はふさぐ。悟りのある者の心は知識を求めるが、愚かな者の口は愚かさを 食いあさる。悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみのある人には毎日が宴会である。箴言15:13〜15
 

心に喜びがあれば、力があります。ボクシングン選手が勝った時の傷はすぐ直るが、負けた時は長くかかる。心に喜びがあると身体の回復も早いのです。心の状態に よって変わるのです。

心が喜んでいたら、病気や苦しみを耐えることが出来る。しかし、心が病んでいたら、小さな問題にも耐えることが出来ないばかりか、どんどん悪い方向に落ちて ゆきます。

人の心は病苦をも忍ぶ。しかし、ひしがれた心にだれが耐えるだろうか。箴言18:14

しかし、この世を生きていくことは、様々なプレッシャーと無縁ではいられません。仕事で、勉強で、思わぬ事故や出来事にプレッシャーを感じます。そのほか職場や 学校、家庭や社会等での人間関係、どこでも人間の集まるところでは必ずプレッシャーがあります。

それによって、ストレスがたまり不平不満が爆発します。しかし、そのような現実に押し流されると心は悪魔の餌食になります。私たちは心を守らないと いけません。


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