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100912

幸せってなんだっけ

コマーシャルで、「幸せってなんだっけ、なんだっけ・・・。」というのを聞きました。人は皆幸せを求めています。しかし、幸せが何かはっきりしません。先日 テレビで、あるタレントさんが「幸せは背中のかゆい所の様なものだ。」「届きそうで届かない。」と言っていました。

それでは、あなたにとって幸せって何ですか? どうなりたいのですか?・・・たぶん、多くの人のうちにある幸せのイメージとは、リッチで楽しくではないかと 思います。

ある時、女子高生にしたアンケートで「あなたの理想的な結婚相手は?」に対して、圧倒的に多かったのが「お金を持った人」だったそうです。良い物食べたい、良い 服着たい、良い家に住みたい。そうなったらきっと幸せだと思っているのです。

しかし、お金がたくさんあっても忙しいばっかりではいけないので、その上に楽しく生活できることを挙げます。ですから、素敵な家があって、そこの若夫婦が 海外旅行に行っていたら、きっと幸せに見えることでしょう。リッチで楽しくが見えるからです。しかし、たとえリッチで楽しくの生活が出来ても、その家庭に愛が なかったら、喜びがなかったら、平安がなかったら、希望がなかったら決して幸せを感じることはできないのです。

例えば、お父さんが「明日は遊園地に連れて行ってあげるよ」と子供に言います。子供は夢にまで見た遊園地です。その日は嬉しくて、興奮して夜も眠れない ほどです。さて、明くる日、お父さんと一緒に遊園地に行くと、そこには楽しい遊具がいっぱいです。彼は嬉しさのあまり、走り出していろいろな遊具に乗って 楽しみました。

そして、ふと気付くとお父さんがいません。迷子になってしまったのです。彼の心から喜びが奪われ、悲しくて泣きだしてしまいます。また、心は不安と恐れで いっぱいになり平安も奪われました。彼が泣きながらお父さんを探しても見つかりません。子供の足で、この広い遊園地の中、大勢の人ごみの中からお父さんを探す なんて不可能です。彼はやがて絶望してしまいます。

しかし、彼の周りには楽しい遊具がいっぱいです。彼は今夢にまで見た遊園地にいて、幸せの絶頂の中にいるはずなのに、泣いています。彼の心は悲しみと不安と 恐れでいっぱいなのです。

一方お父さんは心配してずっと探しまわって、ついに彼を捜し出し、彼の前に立つのです。すると、彼はお父さんの胸の中に飛び込みます。お父さんが抱きしめて くれると、彼の中にお父さんの愛が流れてきます。悲しみが晴れ、喜びが湧いてきます。彼の心に不安と恐れがなくなり、平安が戻ってきます。彼の絶望は希望に 変わります。そして彼は、本当の幸せはお父さんと共にいることであると知ります。

それと同じことが私たちに起こっているのです。私たちは財産を沢山持つこと。名誉を得ること。権力を持つこと。快楽等によって幸せを得ようと考えます。しかし、 それらを得てもまだ幸せは感じられません。それらの物によっては、愛を実感できないのです。湧きあがる喜びがないのです。心は不安と恐れにいつも襲われています。 混沌とした世の中、将来に対する希望もありません。

それは、私たちをつくり生かしておられる父なる神様から離れ、ほかのことで幸せを得ようと躍起になっているからです。しかし、父なる神様は私たちを愛して おられ、そして言われます。

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」イザヤ43:4

また、神はあなたが喜びで満ち溢れることを望んでおられるのです。さらに神は、あなたに平安を与えると約束しています。そして、神は将来と希望を与える希望の 神です。父なる神様のもとに帰ることが、まことの幸せを実感する唯一の道なのです。

あなた方がこの神様を信じる決心をする時、神様はあなたを受け入れてくださり、平安と喜びがあなたのうちに溢れるようになり、ここで言われていることが真実で あることを知るのです。

「あなたの若い日にあなたの創造者を覚えよ。」伝道の書12:1

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