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100919

敬老・感謝の日

以前から「子どもとお年寄りを大切にしない教会は、発展成長しない。」と聞いておりました。しかし、教会には子供のための式典や行事は、献児式、幼児祝福式、 1日キャンプ、振起日、子供の日、花の日etc…数多くありますが、年輩の方々の行事はあまりありません。

そこで、かねてから年配の方々への感謝を現わせないかと思っており、敬老の日のある週の日曜日に「敬老・感謝礼拝」を提案致しました。

折しも、今年の天皇陛下の即位20周年に際して、美智子皇后さまが「最近は高齢化が問題視されていますことを残念に思います。昔は還暦や古希などの時は親戚が 集まって長寿をお祝いしたものでした。」というようなことを仰っておられるのをTVのニュースで聞き同感いたしました。

かねてより私も、戦争を経てもくじけないで、今の日本の繁栄の礎を築いてくださり、根性の据わった子供たちを育ててくださった、ご高齢の方々に頭の下がる 思いでした。

それがいつから高齢化が問題視され始め、年輩の方々を大切に思わなくなり、自分や自分と住んでいる家族だけが幸せだったら良いと思うようになったのでしょう。

また、年輩の方々を気遣い、大切にすることを面倒くさいと思うようになり、親さえも邪魔だと思うようになってしまったのでしょう。

私たち人間は皆、年を重ねて行き、少しずつ体の自由が利かなくなってしまいます。それは世の常であり、ある程度仕方のないことです。そうであるからこそ、 今一度立ち止まって、苦労をして幸せの土台を築いて下さった諸先輩方に敬意を払いたいと思いますが如何でしょうか。

あなたの父と母を敬え。出エジプト20:12
しかし、もし、やもめに子どもか孫かがいるなら、まずこれらの者に、自分の家の者に敬愛を示し、親の恩に報いる習慣を つけさせなさい。それが神に喜ばれることです。Tテモテ5:4
もしも親族、ことに自分の家族を顧みない人がいるなら、その人は信仰を捨てているのであって、不信者よりも悪いのです。 Tテモテ5:8

長男が結婚式の謝辞で「自分は父が牧師になってから、しゃもじで掬えないようなおかゆを食べていました。今、医者になっておいしい物をたくさん食べられますが、 あの時食べたお粥が一番おいしかったです。またあの時のおかゆを食べてみたいです。」と言ってくれました。

また、彼は大学時代から帰省するたびに私のところに来て肩を揉んでくれたのですが、今年の夏の帰省の折も、「お母さん肩を揉みましょう。」と言って肩揉みを してくれながら「お母さん年金のことなど気にしなくて良いから長生きしてね。」と言ってくれたことなどを思い出します。私もこれから出会う年輩者の方々に感謝しつつ、 もっともっと優しく接しさせていただきたいと思いました。

年寄りをしかってはいけません。むしろ、父親に対するように勧めなさい。若い人たちには兄弟に対するように、年とった婦人たちには 母親に対するように、若い女たちには真に混じりけのない心で姉妹に対するように勧めなさい。Tテモテ5:1〜2

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