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街頭募金

食料デー鹿児島大会のイベントの一環としての街頭募金が10月24日午後に天文館と中央駅との2か所に分かれて行われました。街頭募金は1昨年から始められたの ですが、私は今年初めて参加させていただきました。

礼拝が終わってから、昨年も参加している息子と共に集合場所のキリスト教センターに向かいました。センターで天文館組と中央駅組とに班分けされ、私たち親子は 中央駅の方に振り分けられました。

中央駅の方の参加者にはYMCAの方やご夫婦で参加されておられる方、小さなお子さん連れのお母さんに谷山の教会の中高生の子供たちと小学生の女の子、それに 私たち親子の16名でした。

中央駅前に着くと「世界食料デー」と「世界の飢餓をなくそう」と書かれた2種類の旗計10本を立てて、活動を始めました。元アナウンサーのNさんがハンドマイクを 持って、「世界には食べられない人がたくさんいます。」「アジア、アフリカ、南米では飢餓で苦しむ子供たちがたくさんいて、1分間に17名がなくなっています。」 「アフリカの子供6人に1人は5歳まで生きられません。」等、滔々と語り続けます。

その横では地球儀型の募金箱を持った年輩者、それに少年や子供たちが「世界の飢餓のために募金お願いします。」と大声で通行人に呼びかけます。私は29日の 食料デーの案内や世界の飢餓の状況等を説明しているチラシを彼らの前に出て配りました。

しかし、しばらくすると雲行きが怪しくなり、大粒の雨が降り始めました。私たちは街頭から軒先に後退しましたが、軒先でも子供たちは「募金をお願いします。」と 叫び続けます。そして、雨が少し小降りになるとまた街頭に出て濡れながら募金活動を続けました。

小学生低学年と思われる女の子も雨が小降りになると率先して前に出て募金活動を続けます。私が彼女の洋服を触るとびっしょり濡れていました。「大丈夫? 寒くない?」と聞くと「大丈夫。」との返事が返ってきましたが、私は「帰ったらすぐ着替えてお風呂に入りなさいね。」と勧めました。

時々急に激しく降りだす雨に軒先で雨を避けていると、昨年は天文館で募金活動をした中学生が「天文館は良いな。」と言いました。天文館はアーケードの中なので 雨に濡れることはありません。だから、中央駅組に振り分けられたのを残念に思って言っているのかなと思って聞いていると、「あそこはおばちゃんが多いから良く 募金してくれるんだ。ここは学生さんが多いから募金が少ないので残念だ。」と言いました。彼が、自分が濡れることより募金のことを思っていたことにびっくり しました。

約1時間で募金活動は終わりましたが、片づけ等と雨を避けつつキリスト教センターへ歩いて帰るのにさらに1時間ほどかかりました。それから息子と車で家に 帰りましたが、次の日は二人とも少し風邪気味でしたので、子供たちのその後が少し心配になりました。

初めて街頭募金に参加させていただいて、通る人々の世界の飢餓に対する無関心さに少し残念な思いが致しました。募金はおろかチラシさえも受け取ろうとせず、 足早に立ち去ろうとする人々が沢山いました。

しかし、これはまだまだ私たちの活動が十分でなく、みんなが世界の飢餓の現状を知らないせいだと思いました。そのためにも今回は世界食料デーの活動の重要さを 再認識させられた良い経験となりました。

彼は貧しい人々に惜しみなく分け与えた。彼の義は永遠に堅く立つ。その角は栄光のうちに高く上げられる。 詩篇112:9

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