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収穫感謝の日

教会の裏庭に、教会員のHさんが植えてくれた夏ミカンの木と柿の木が植わっています。夏ミカンは昨年同様、今年も20個程度の実をつけていますが、まだ濃い 緑色をしています。これも年を越す頃には美味しそうなオレンジ色にかわり、美味しい実を提供してくれることになると思います。これは私のお正月の楽しみの一つに なっています。

また、今年は柿の木が初めて、10個程度の実を結びました。しかし残念ながら、お店に売っているようなきれいな形ではありません。ひょっと見には楕円形の 美味しそうな実に見えますが、よく見ると所々に傷の様なでこぼこがあり、少しいびつな形になっています。

Hさんから先日、「柿はすでに食べごろに色づいているので、早く取って食べないと鳥に食べられてしまいますよ。」と言われたので、時々取って来て食べて いますが、残念ながらお店で売っているような美味しさではありません。そして、美味しくない、傷ついたようなところを削って行くと、かなり小さくいびつな形に なってしまいます。

「これが教会の庭で生ったものでなかったらきっと食べないだろうな。」と思いながらも小さく削った柿を頬張ります。そして、柿にしてもミカンにしても勝手に 放っておいても、お店で売っているような美味しい実が自然と生るものと思っていたことの間違いを教えられました。

さて11月の第3日曜は、教会では収穫感謝の日で、それぞれがカキやミカン、リンゴやナシやパイナップル、それに大根や野菜などなどの収穫物を持ち寄って 神の恵みに感謝致します。

これらの食べ物は偶然に地から生え出た物ではなく、天地万物を作られた神様が、私たち人間を特別なものとして愛しておられ、私たちがいろいろな味や色、香りや 食感を食べて楽しめるようにと与えて下さったものなのです。

柿には柿の味があり、梨には梨の味があり、リンゴにはリンゴの味があり、ミカンにはミカンの味があります。それぞれが違う味なのに、どれも私たち人間が 美味しく食べられるように創られています。ここに神の愛と配慮が窺がえます。

また、神様はそれぞれの作物に私たちに必要な栄養分を蓄えさせて、私たちが食べて楽しむだけでなく、私たちがそれによって栄養を補給し健康を保てるように 図ってくださっています。

こんな大きな恵みを受けていながら、私たちはただワシワシと食べるだけでなく、これらの収穫物の背後にある神の愛に感謝する時を持つことはとっても大切な ことだと思いますし、恩恵に浴しているすべての人が当然成すべきことだと思っています。

残念ながら、日本では天地万物を創り、人を生かしておられる神の愛を知らずに生活しておられる方が多いように思われます。したがって、大半の方が、これらの 果物や作物が偶然出来たように考えておられ、収穫の主に感謝することがないのではないでしょうか。

また、感謝していても見当違いの物や方向に感謝していることも多いのではないでしょうか。

やがてすべての人が天地の創造者なる神の前に出て自分の人生のすべての行動について申し開きしないといけない時が来ると聖書は教えています。その時のために、 これを読まれた方は、是非今日あなたに与えられた収穫物の一つ一つをこれらを創られた創造主なる神に感謝する時を持っていただけたらと思います。

(私たちは)あなたがたがこのようなむなしいことを捨てて、天と地と海とその中にあるすべてのものをお造りになった生ける神に 立ち返るように、福音を宣べ伝えている者たちです。過ぎ去った時代には、神はあらゆる国の人々がそれぞれ自分の道を歩むことを許しておられました。とはいえ、 ご自身のことをあかししないでおられたのではありません。すなわち、恵みをもって、天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を 満たしてくださったのです。使徒14:15〜17

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