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110213

バレンタインデーに思う

寒い日々が続き、南国では珍しい積雪が2回も記録され、「いつまでも寒いですね〜」が挨拶になっていましたが、ここ数日は温かい春の日差しが降り注ぎ始め、 寒がりの私としては少しホッとしています。

先日は朝登校する子供たちの街頭指導をしていると、咲き始めた道路脇の梅の木にメジロが来て、枝から枝へ飛び移りながら盛んに花の蜜を吸う可愛らしい姿が 見られ、春が近づいたことを実感しました。

さて、今年も女性から愛する男性にチョコレートを贈って愛の告白をするバレンタインデーが近づいてきました。この時期ドキドキしながらチョコレートを買ったり、 自分で作ったりする女性も沢山おられることでしょう。

残念ながら、私の若いころはまだそのような習慣が定着しておらず、そのようなチョコレートをいただいた甘い思い出はありませんでしたが、サラリーマンとして 会社に勤めていたころ、義理チョコなるものを頂いたことはありました。

会社ではバレンタインデーになると複数の女性社員がチョコレートを買いこんで、上司や多くの男性社員に手分けして配っている姿をよく見かけました。

それでは、バレンタインとは何でしょうか?

そもそもバレンタインと言うのは、AD296年ごろに殉教したローマの司祭の名前で、彼が殉教した2月14日が聖バレンタインの記念日となっているのです。

それを、日本の某チョコレートメーカーがチョコレートの売り上げ増を図って仕掛けた販売戦略が日本のバレンタインデーの始まりの様です。1958年頃に始まり、 1970年代に日本中に広まって行ったということでした。

奥ゆかしい日本女性(今ではずいぶん変わりましたが)が愛の告白をそういう形でできるように仕掛けたものと思います。しかし、所詮チョコレートは女性が好む 食べ物なので女性をターゲットにした方が良いのではと思っていると、やっぱり「マイチョコ」や「逆チョコ」等、さらに販売増を狙った販促活動が仕掛けられている ように思います。

また、ホワイトデーなるものもあり、チョコレートをいただいた男性から女性に贈り物をお返しする日となっています。これは、全国飴菓子業協同組合が 「ホワイトデー(3月14日)はキャンデーの日」と決定したのが1978(昭和53)年6月のことでした。そして、80年3月には全飴協・関東部会が第1回の ホワイトデー“愛にこたえるホワイトデー”を実施し、現在にいたっています。これには様々な商品が便乗して販売されています。また今では中国や台湾にも広まって いると言うことです。ここにも商魂たくましいメーカー側の販売戦略が見えてきます。

夢を壊すような味気ないお話で申し訳なく思いますが、しかし私たちは知らず知らずのうちに様々な宣伝活動に踊らされている現実があることも知っておく必要が あるのではないかと思います。

もちろん良い習慣として定着したものもありますが、意図的に造られた習慣や流行に多分に踊らされていることもあるので“気をつける必要あり”と思います。

そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうに わたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」ヨハネ8:31〜32

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