110320
東北・関東地方を襲った大震災
前回も書かせていただきましたが、日本を襲った巨大地震M9.0とそれによる大津波の被害の甚大さは、想像をはるかに超え、死者と未だに連絡が取れない消息 不明者は1万7千名を超すような厳しい状況です。
私たちの教会も中越地震や中国の四川省地震、ハイチを襲った大地震等のたびごとに募金活動をしてまいりましたが、今回も教会に募金箱を設置して皆に募金を 募ることに致しました。
被災されておられる方々は不自由な避難生活を強いられ、報道によると1日おにぎり1個、パン1個などと言う日々を過ごしておられたようですが、徐々に物資が 避難所に届くようになり、少しずつ状況が好転しつつあることを聞き、まだまだ不十分ではあるでしょうが少し安堵しております。
しかし、被災された方々は生活の場である家を失い、働く職場も失い、漁業を営んでおられた方は船や漁具を失い、農業をされておられた方は畑や農機具などを失い、 何からどう手をつけていいのか全く先が見えないなかで不安な日々を送っておられるものと思います。
被災された方々に慰めと励まし、また水や食料品や衣料品、また暖を取るための灯油や運搬用のガソリン、さらに日曜品等、必要な品々が与えられ、希望が 与えられるように日々祈っております。
さらに、ライフラインの復旧や不明者の捜索に当たっておられる自衛隊の方々や、外国から来られた緊急支援の方々、また被災地に派遣された医師や看護婦の方々の 働きが守られ、健康も支えられるようにとも切に祈ります。
実は私の長男家族も被災地の一つ千葉県の旭市に住んでおります。旭市では他の地域ほどの大被害は起きていませんが、それでも地震と津波に襲われて、半壊や全壊の 家もあり、10数人が死亡し、いまだに700名の方々が避難生活を強いられておられる模様です。
幸い息子の家は少し傾き、ガス、水道が使えない程度で、大きな被害は出ていないようでしたが、未だに余震が続く中で、長男を除く家族は自宅から離れた教会に しばらく避難し、長男は医師として、また災害対策委員として、災害復旧のために忙しい日々を送っており、毎日夜12時ごろ自宅に帰り、睡眠をとるような状態が 続いているということでした。
被災地に入り、被災者のため、また復興のために不眠不休で働いておられる方々が沢山おられます。遠く離れた私たちが出来ることは、私たちの善意の募金を捧げる ことにより、彼らの窮乏を助け、また復旧に全力で取り組んでおられる方々のために祈り支えることだと思っています。
私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。ひとりひとり、いやいやながらで なく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます。神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ちたりて、すべての 良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。「この人は散らして、貧しい人々に与えた。その義は永遠にとどまる。」 と書いてあるとおりです。Uコリント9:6〜9
あなたの手に善を行なう力があるとき、求める者に、それを拒むな。あなたに財産があるとき、あなたの隣人に向かい、「去って、 また来なさい。あす、あげよう。」と言うな。箴言3:27〜28