メインページ メッセージ集>アドナイ・エレ110522

110522

一人の米国人が、日本への帰化

「日本文学者でコロンビア大学名誉教授のドナルド・キーンさんが、(4月)14日、NHKのインタビューに答えて「東日本大震災があった今こそ、愛する日本への 信念を表したい」と述べ、日本国籍を取得したうえで日本に永住する考えを明らかにしました。

ドナルド・キーンさん(88)は、半世紀以上にわたって日本文学の研究を続け、日本文化を海外に普及した功績から2008年に文化勲章を受賞しました。キーン さんは、今月末の講義を最後に大学を退職するのを前に、14日、ニューヨークの自宅でNHKのインタ ビューに応じ、「奥の細道」を英訳し東北地方を訪れたことも あることから、今回の東日本大震災について大きな衝撃を受けたと語りました。そして「外資系の 会社が社員を日本から呼び戻したり、野球の外国人選手が辞めたり、 『危ない』と言われたりしているが、そういうときにこそ、私の日本に対する信念を見せる 意味がある」と述べて、大学を退職したあとに日本国籍を取得して日本に 永住する考えを明らかにしました。キーンさんは、また「私は、『日本』という女性と 結婚した。今回の震災では日本の誰もが犠牲者だと思うが、日本人は、大変 優秀な国民だ。今は大きな打撃を受けているが、未来は、以前よりも立派になると信 じている」と愛する日本へエールを送りました。」(NHKニュースより)

東日本大震災で東北地方が未曾有の大打撃を受けただけでなく、福島原発の放射線漏れの事故でいまだに先が見えない避難生活を余儀なくされておられる方々が いらっしゃいます。一日も早い復興と原発事故の終息を祈ります。

さて、放射線漏れの事故のニュースが世界中に伝わると、日本在住の外国人の方々の多くは、それぞれの母国からの要請によりバタバタと日本を後にしました (*震災直後の4週間に日本から出国した外国人は延べ53万1000人)。そのような状況下において、日本を愛する一人の外国人が今こそ日本への愛を現わす時だと 日本に帰化し、日本に永住する考えを表明されました。

その人ドナルド・キーンさんはコロンビア大学名誉教授で、日本をこよなく愛し、日本文学の研究者で、日本文化を欧米へ紹介して数多くの業績を残された方です。

先生は母子家庭で育ち経済的な困難の中で、奨学金を受けつつ飛び級を繰り返して16歳でコロンビア大学文学部に入学され、19歳の時に『源氏物語』を買って読んで 感動し、そこから日本文学・日本文化に興味を持たれ、日本文学の研究の道に入られたそうです。

今、日本が弱っていて、原発事故の影響で外国から不信感を持たれているさ中における、キーン氏の勇気と行動には、感動と喜びを与えられました。

話は違いますが、天地万物を創造し、すべてを支配しておられる真の神様が、ご自分で造られた人間をこよなく愛されて、その人間の救いのために、全ての栄光を 捨てて人となってこの世に来てくださいました。

人間の世界は決して美しい所ではなく、罪と汚れで満ち、不信と憎しみで凝り固まったような所でした。しかし、そのような所に愛を伝え、喜びと平安と希望を 与えるために進んで来てくださったのです。

これは単なる物語でなく、宗教でもなく、事実であり真理なのです。この真理を知り、自分が神に愛されている事実を知る時に人は真の平安と喜びと希望を得ることが 出来ます。また、創造者なる神により頼む時、復興の力が与えられるのです。あなたがこの事実を知られるように祈ります。

真理と愛のうちに、御父と御父の御子イエス・キリストから来る恵みとあわれみと平安は、私たちとともにあります。 Uヨハネ1:3
あなたは知らないのか。聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は 測り知れない。疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、 鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。イザヤ40;28〜31

Previous(110515号)目次Next(110529号)

◇アドナイ・エレ トップへ

◇ホームへ戻る

集会案内 今週のひとこと 牧師紹介 地図 リンク集 ポリシー