110717
環境破壊
神様から与えられた素晴らしい地球環境を後世の人々にも責任を持って残して行きたいと、今世界中で環境問題が盛んに叫ばれるようになり、国連において、また 国単位、都道府県単位においても、さらに個人単位に至るまで様々な営みがなされています。
地球温暖化対策のために、CO2を極力出さないように、ごみの分別が叫ばれ、企業や学校の焼却炉が廃止され、またそれぞれの家庭でもごみを焼かないようになって 久しくなります。
また、一昔前までは、都会の海はヘドロが積もって真っ黒になり、町を流れる川も家庭から出される汚染水で、濁ってしまい魚も住めなくなるような 悪環境でした。
そこで自然環境を守る運動が展開され、工場や各家庭で汚染水を流さないように努めるようになり、川や海の環境悪化が改善されて来て、川も海も一時に比べると 随分きれいになって来ているように思います。
我が家でも米のとぎ汁はそのまま流さないで、別の容器に入れて、庭の木々に撒くようにしています。また、古いタオルや古い着られなくなった洋服などは洗ってから 人手幅に切って台所の横に置いてあり、食後皿に付いた油を拭いたり、ラーメンなどの汁、ソーメンなどの余ったつゆなどそれに吸わせて、残飯などと一緒に燃える ごみで出すようにしています。
また、随分前から常にマイ箸を持ち歩き、外食の時はそれを使うように心がけました。それは、日本が割り箸を大量に消費するために諸外国から木材を大量に輸入して おり、そのことによって、熱帯雨林の木材が、生態系が変わるほど切り倒され環境の悪化に拍車をかけているという現実を知ったからです。今日本は「木食い虫」と世界に 揶揄されているのを知って、愕然とさせられたことがマイ箸を持つ原因になっています。
先日は、エアコンの利用を抑えて、扇風機に変え、節電効果を高めようと大きな電気店に行きました。すると、扇風機のコーナーは陳列棚がガラガラで、何にも置いて いなくて、そこだけ異空間になっていました。店員さんに伺うと需要に供給が追い付かない状態で、入荷してもすぐ売れて行き、店頭に並ばないとのことでした。
いまや、エアコンが各家庭に設置され、各部屋の温度調節も自由にでき、快適な生活が送れるようになっているはずなのに、皆節電を心がけ扇風機との併用を考えて おられることに日本人の真面目さ、素晴らしさを見て、感心させられました。
しかし、残念ながらこのような地道な努力を一瞬の内に吹き飛ばしてしまう出来事が起こってしまいました。それは福島原発の放射能漏れの問題です。先の巨大地震と それによる想定をはるかに超えた大津波により、電気回路が切断され、放射性物質を冷やすことが出来なくなり、恐れていたメルトダウンが起こり、放射性物質が 放出してしまったのです。
それにより空気や水、土壌等に限らず、家畜や様々な食物などにも汚染が拡大し、今や福島の原子力発電所の周りは人が住むことが出来ない、ゴーストタウン化して しまいました。放射性物質の内でセシウムは半減期が30年と言う事で、30年経ってもセシウムから出る放射線量は半分しか減らないという環境汚染の問題に今後日本は どのように対応していくか大変な難問を突きつけられてしまいました。
今や、目先の便利さ、快適さを求めることより、神様が作られた素晴らしい地球を正しく管理して、環境破壊を起こさないよう最大限の努力をしていくことが 求められている様に思います。
初めに、神が天と地を創造した。創世記1:1
神は、その種類にしたがって野の獣、その種類にしたがって家畜、その種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神は見て、 それをよしとされた。そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはう すべてのものを支配させよう。」と仰せられた。創世記1:25〜26