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精密機械のような星の運行から

2003年5月鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)から宇宙探索機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」に向けて発射されました。「はやぶさ」は順調に飛行し2005年11月、 地球から約3億キロ離れた「イトカワ」に着陸しました。そして、そこの石を採集し、2010年6月に地球に帰ってきました。

日本の素晴らしいロケット技術に驚くとともに研究者に心から拍手を贈りたいと思います。思えば、ロケットを発射する地球自体が自転しながら公転しています。 また、目指す「イトカワ」も自転しながら公転しているのです。

動く物から動く物を狙うことの難しさ、それも3年も先に「イトカワ」がどこの空にいるかもしっかり見極めて発射されないと、「はやぶさ」の方向が少しずれただけで 宇宙のかなたに飛んで行ってしまうことになるのです。

そのような正確な計算が出来る技術はすごいと思います。しかし、その前提条件として地球も小惑星「イトカワ」も共に寸分たがわぬ規則的な動きをしていないと いくら正確な計算をしても意味がありません。

ある時、ニュートンの家に無神論者の友人が遊びに来ました。そこで彼は太陽を中心にそれぞれの惑星が正確に回っている天体模型を見つけて興奮し、「これは、 いったいだけが作ったのかい」と聞きました。

それに対してニュートンは「偶然に出来たのだよ。」と答えました。すると彼は「これだよ。これ。こんな物が偶然にできるわけないじゃないか。」

すると、ニュートンは「君はこの模型が偶然できるはずがないと言っているのに、その本体の天体は偶然出来たと言ってるじゃないか。この模型が作られた物なら、 本物の天体はもっと確実に造られた物だと分かるはずだよ。」と答えました。

それと同じように人間の形をしたロボット「アンドロイド」やロボット犬「アイボ」が誰かによって造られた物なら、人間や犬はもっと確実に誰かに造られたものだと 思うでしょう。例えば人間や犬の目一つにしても総天然色の3D映像になっています。しかし、目の不自由な方に映像を造ってあげることは人間には未だにできません。 人間の能力を超えた知恵が必要だからです。

また、私たち人間はいろいろな物を造ることが出来ますが、動物・植物すべてのものの命は神様しか造ることができません。

皆神様に造られ、神様の守りと愛の中に生きているのに、それを知らないで生きています。だから、神様との関係を修復するために、ひとり子イエスを地上に お遣わしになり、神様ご自身の愛を現わし、また崩れていた神様との関係を立て直して、恵みを受けられるようにしてくださいました。神様がおられることを知ったら、 私たちの生き方は聖いものとなります。

ある大学生が牧師のところに来て次のように話しました。「先生、僕は小学生・中学生の時は神様を信じて教会に来ていましたが、途中で神様を信じられなくなり、 教会に行くのをやめてしまいました。本当に神様はおられますか。」

牧師は彼に聞きました。「あなたは神様から離れて、正しい行いをするようになりましたか。それとも堕落してしまいましたか。」彼は正直に「以前より悪い行動を するようになりました。」と答えました。神様おられることを信じると良い行動をするようになり、神はいないと信じると罪を簡単に犯すようになるのです。ですから、 神を信じて良い行いをする人は神に祝福されるのです。

幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことに、その人は主の おしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても 栄える。詩篇1:1〜3

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