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誰が創ったの?

天地万物を造られた神様はご自分の存在を現わすために2冊の本を書かれたと言われます。1冊は聖書であり、もう1冊は大自然によってです。マルティン・ルターは 次のように言っています。「神様は聖書だけでなく、木々、花々、雲、星にも福音を書かれたのである。」

また、ガリレオ・ガリレイは「宇宙は、数学という言葉で書かれた本である。」と言ったそうです。つまり、彼はこの大自然は数学で表現できるというのです。本当に 大自然が計算されてデザインされた物ならば、凄いことであって、そこには素晴らしいデザイナーが存在するはずです。

先日、元東北大学大学院農学研究所助教授で、その後牧師になられた高橋清先生が書かれた文を読ませて戴いて、大きな感動を覚えました。それには先生の専門の 数学で自然の神秘を解き明かしておられるのでここに紹介させて戴きたいと思います。

①アンモナイト・オームガイの方程式:対数らせん<r=keaθ>

調和を保ちつつ、回転しながら中心に向かって行く曲線。これらの貝の殻は「対数らせん」の方程式に従って造られているというのです。貝の中心を 座標の原点にして、対数らせんの方程式の<k、a>の値を変化させることによってそれぞれの貝の巻き具合が決まってきます。アンモナイトの場合はk=0.22、a=0.115 で出来ていて、オームガイはk=0.39、a=0.176で綺麗に貝のらせんに一致します。そのほかカタツムリやサザエ、ハマグリやアワビなども対数らせんの方程式にそって できているというのです。これらの貝の遺伝子の中にこの方程式であらわされるシステムがすでに組み込まれているという事になります。

②コスモス・クローバーの方程式:正葉曲線<r=a sin⁡nθ>

コスモスはピンク色の8枚の花弁が均等に広がっており、クローバーも3枚の葉っぱが広がって付いています。正葉曲線の方程式の<a,n>をa=5、 n=4にするとコスモスの花が、a=5、n=3の時クローバーの葉になります。花弁が4枚あっても5枚あっても、あるいはタンポポの様に沢山あっても基本的に同じ構造の 方程式にそって出来ているというのです。

③マーガレット・ひまわりの花の付き方:フィボナッチ数列

これらの花の並び(花の中心の小さな花の塊)は外から右回りに中心に向かって行くらせんと、左回りに向かって行くらせんが見られます。このらせんの 数を調べるとマーガレットが右まわり34本、左回り21本。ひまわりは右回り55本、左回り34本あります。大きなひまわりは右回り55本、左回り89本で、松ぼっくりの かさの付き方にも同じようならせんが見られ、右回り13本、左回り8本などになっているそうです。ここでこれらの数字を並べると、8,13,21,34,55,89となります。 実はこの数列は1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,114…というフィボナッチの数列と一致するのです。(フィボナッチの数列とは、どの数字も前の二つの和に なっている数列のこと)

まだいろいろなことが数学的な解説で書かれているのですが、私の理解が限界にきているのでここらで終えますが、花や葉や松ぼっくりのかさなど、偶然出来た物 なら、でたらめに配置されていてもよさそうなのに、実際はこのように数学的な規則に従って隙間なくデザインされているということがわかります。

偶然に生え出た物ならこんな規則性はありません。また、草花自体にこのような計算はできません。それなのにきれいにデザインされて美しい姿を現わしている のです。もし規則性がなくていびつに出来ていたら花を愛でるどころか気持ちが悪くなりそうですね。

神が、「地は植物、種を生じる草、種類にしたがって、その中に種のある実を結ぶ果樹を地の上に芽生えさせよ。」と仰せられると、 そのようになった。それで、地は植物、おのおのその種類にしたがって種を生じる草、おのおのその種類にしたがって、その中に種のある実を結ぶ木を生じた。神は見て、 それをよしとされた。創世記1:11~12

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