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収穫感謝

今年も裏庭の柿が黄色く色づき、食べごろになりました。昨年は何時収穫すれば良いのか分からずに美味しそうに色づくのを待っていたら、柿の木を植えて下さった 教会員のHさんから、「早く取らないと鳥に食べられてしまいますよ。」と教えられて、急いで柿の実をちぎりに行ったのですが、言われる通り鳥がつついた後が 沢山あり、あまり収穫できなくて残念でした。

しばらく前までは全然そのような気配はなかったのに、実の熟れたころを見計らって一斉に鳥たちが食べに来た様子で、彼らも賢いのだなと感心しました。

それで今年は昨年の二の舞は踏むまいと黄色く色づいた柿を早めに収穫致しました。いささか早すぎたようでまだ固いのも沢山ありましたが、食べたら渋みが少しは あるものの美味しく育っていました。

柿の木はHさんに植えて頂いただけで、特別手入れをしたり、たい肥を上げたりすることもなく、草ぼうぼうの中にほったらかしているのに、時期になると律義に実を 結んでくれて本当にありがたいと主の恵みに感謝するのみです。

秋になると柿をはじめリンゴやミカン等の果物や様々な野菜類が店頭を賑わせます。天地万物を造られた創造主なる神様は、全ての果物、すべての野菜を、食べる 喜びや健康のために私達に与えて下さいました。

自然にこのような美味しい果物や栄養のある野菜類が土から出て来る訳ではありません。天地の創造者なる神様が私達を愛し、私達の健康を考慮して植物を育て、 美味しい果物や野菜を食べ物として与えて下さったからあるのです。

今年も教会では神の恵みに対する感謝と喜びを現わすために収穫感謝礼拝を行います。教会の収穫感謝祭の起こりを調べてみると、16世紀、イギリスで信仰の自由を 求めた清教徒を含む102人がメイフラワー号に乗ってアメリカを目指したことにさかのぼります。

そして、1620年に北アメリカに到着したピリグリムファーザーズ(清教徒)は、そこでキリスト教徒にとって理想的な社会を建設することを夢見ました。

しかし、ピルグリムがマサチューセッツ州のプリマスに到着した1621年の冬は大変厳しく、半年で半数程が病死してしまいました。そのような状況下で、近隣に 居住していたインディアンのワンパノアグ族の助力により残りの人々は生き延びることができました。

そして、先住民の方々から頂いた種によって翌1621年の秋は、沢山の収穫がえられました。そこで、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待し、神の 恵みに感謝して共に収穫物を食したことが始まりであるとされています。

ですから、最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもむしろ教会で礼拝を行い、神に感謝を捧げるものだったという事です。

あなたは、地を訪れ、水を注ぎ、これを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちています。あなたは、こうして地の下ごしらえをし、 彼らの穀物を作ってくださいます。
地のあぜみぞを水で満たし、そのうねをならし、夕立で地を柔らかにし、その生長を祝福されます。
あなたは、その年に、御恵みの冠をかぶらせ、あなたの通られた跡にはあぶらがしたたっています。
荒野の牧場はしたたり、もろもろの丘も喜びをまとっています。牧草地は羊の群れを着、もろもろの谷は穀物をおおいとしています。
人々は喜び叫んでいます。まことに、歌を歌っています。詩篇65:9~13

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