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120422

為政者の為に祈れ

週報に政治のことを書くことはまずないのですが、今日は少し触れさえていただきたいと思います。先日鹿児島市議会議員選挙が行われ、民主党議員にとっては 厳しい結果になりました。国政の影響がもろに出た感じです。

私も先の衆院選では民主党に1票を投じましたが、彼らの政治にかなりがっかりさせられている一人です。民主党は行政改革に取り組んで、国政における無駄を 徹底的に省き、財源を食いつぶしている天下りをなくし、コンクリートから人へとのスローガンで、無駄な公共工事を止めることなどによって、かなりの財源を 確保できるので、当面は消費税を上げないと公約されました。

そして、鳴り物入りで始められた事業仕分けもいつの間にかうやむやで実行されないままパフォーマンスに終わってしまいました。約束された年金改革、子供手当、 ・・・もいつの間にかうやむやになってしまい、上げないと公約した消費税については「政治生命をかけて増税いたします。」と宣言されました。

民主党を応援していただけに憤慨させられたこともあって、テレビニュースでコメンテーターが民主党の政治に対して厳しい意見を述べるのを聞いて「そうだ。 そうだ。」と溜飲を下げていました。

しかし、聖書の次の御言葉にはっとさせられました。

人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。 ローマ13:1

そうだ、彼らの為に祈ることもしないで、ただ批判ばかりしていても何にもならない。彼らが正しい政治を行えるように祈って支えるのが私たちクリスチャンの 役目だったと思わされました。

神の使徒パウロがねたみによって訴えられ、裁判の席で正しいことを言っているのに、裁判長であるよこしまな大祭司が彼の口を打てと命じた。その時パウロは 「ああ、白く塗った壁。神があなたを打たれる。…」と言った時、そばに立っている者が「あなたは神の大祭司を罵るのか」と言った。

すると、パウロが次のように言ったのです。

「兄弟たち。私は彼が大祭司だとは知らなかった。確かに、『あなたの民の指導者を悪く言ってはいけない。』と書いてあります。」 使徒23:5

私達は上に立てられた為政者の問題点をあげつらうのではなく、彼らの為に執り成し、祈り、よい政治ができるように支える必要があります。意見を述べるのは 良いでしょうが、批判を何時までも続けるのはよくないことだと思います。

もし、為政者に問題ありとなったときは、神様ご自身が裁かれるし、他の指導者を立てられることでしょう。

人の立てたすべての制度に、主のゆえに従いなさい。それが主権者である王であっても、また、悪を行なう者を罰し、善を行なう者を ほめるように王から遣わされた総督であっても、そうしなさい。というのは、善を行なって、愚かな人々の無知の口を封じることは、神のみこころだからです。 あなたがたは自由人として行動しなさい。その自由を、悪の口実に用いないで、神の奴隷として用いなさい。すべての人を敬いなさい。兄弟たちを愛し、神を恐れ、 王を尊びなさい。しもべたちよ。尊敬の心を込めて主人に服従しなさい。善良で優しい主人に対してだけでなく、横暴な主人に対しても従いなさい。 Ⅰペテロ2:13~18

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