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今日は母の日

先日ある母親セミナーを聞いていたら、講師の先生が「皆さん。あなた方が人から『今何やってるの。』と聞かれても、『何にもしていない』と答えないように しましょう。『私は母親として家庭を守り、子育てという大切な仕事をしています。』と答えるようにしましょう。」と言っておられました。

ともすると、結婚前バリバリ仕事をしておられた人が、結婚して仕事を辞め、家庭に入ると何にもしていないでただ家で休んでいるように思われがちで、また 自分自身もそのように思ってしまいがちですが、主婦業も会社で仕事をしているのと同様に大変な労力を要するものです。

ましてや子供が生まれるとさらに大変になります。随分前のことになりますが、ある地方での子育ての講演会にお話しに行かせて頂いた時、事前に主催者が 子育て中のお母さん方にアンケートを取っておられて、それを見せて下さいました。

そのアンケートの中に「あなたの全エネルギーのどれぐらいを子育てに使っていますか。」と質問があり、大半のお母さん方が80%~90%と答えておられました。 これは大変な数字だと思います。

お母さん方は子育てが始まると、ゆっくりテレビを見られないどころか、ゆっくりご飯も食べていられない、ゆっくりトイレにも入れない、ゆっくりお風呂なんかに 入っていることもできない、子供が泣いたらすぐ飛び出しておしめを替えたり、お乳を飲ませたりと1日中赤ちゃんに振り回されている状態だということでしょう。

また、大きくなって、少し手が離れるようになったと思ったら、今度はちょろちょろ動き回って、少しもじっとしていてくれずに、怪我をさせはしないかと、 洗濯していても、掃除していても心配で気が気ではありません。

忙しさから言ったら、また精神的な苦労から言ったら会社にお勤めしている時の比ではないのに、「何にもしていません。」になってしまうのは明らかに変です。 また、子育ては子供たちの肉体的な成長だけでなく、もっと重要な精神的な成長、人格の成長に大きく関わってくる極めて大切な働きです。

子供の人格を造り、子供の人生に重大な影響を与え、子供の将来を決定する家庭における母親の役割は会社の仕事や学校の先生の仕事よりずっと重要な働きの はずですし、子供たちに与える母親の影響力には計り知れないものがあるように思います。

母親の深い愛は子供たちに喜びと希望を与え、問題や困難にぶつかっても母親の愛を体験している子供はくじけません。倒れません。子供にとって母親は自分の 足りなさをそのまま受け入れ、自分を最も理解してくれて、自分を愛し、いつも自分の成長に役立つように接してくれる最も信頼のおける存在なのです。

子供たちにとって、時には、それがうっとうしく感じることもあるでしょうが、やがて大きくなって自分が子供を育てるようになると、その背後にあった海のように 深い母親の愛を理解できるようになることでしょう。お母さん方本当にありがとうございます。

さて、子供たちよ。あなたをここまで育ててくれた母親の愛と労苦は計り知れないものです。普段はなかなか照れくさくて言いづらくても、今日だけは感謝を言い 現わすよい機会です。今まで愛し育んでくれた母親に、素直に「ありがとう」と言い、感謝を表す日と致しましょう。

あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が命じられたとおりに。それは、あなたの齢が長くなるため、また、あなたの神、主が 与えようとしておられる地で、しあわせになるためである。申命記5:16

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