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お母さんありがとう

今回は先日の子供たち(ノア☆愛ランド)の母の日の集会でお話しさせて戴いた話を書かせて戴きます。皆さん。お小遣いを貰ってますか?私の小さい頃は月々の お小遣いとかありませんでした。また、おやつなんて物もありませんでした。学校から帰ってくると、お友達とすぐ遊びに出ました。そして、お腹がすくと木に登って 桑の実をちぎって食べたり、山に行ってグミや野イチゴなどを取って食べていました。

お小遣いと言ったら年に一度、お正月にお年玉を貰うぐらいで、それも少しだけでした。小さな財布を買ったら中に入れるお金がなくなって、お金を入れるまで1年 待たなければなりませんでした。

世界中で日本みたいに毎月お小遣いを貰っている子供がいる国は本当に珍しいのです。そんな国はほとんどありません。外国では裕福なお家でも、庭の芝刈りや 納屋の掃除など、何らかの仕事をしないとお金は与えられません。それは、お金は何もしないで手に入るものではなく、きつい思いをしてその報酬としてはじめて もらえるのだと子供に教えるためです。

さて、日本であったお話しをしたいと思います。ある時、M子さんがもう少しお小遣いを貰いたいと思いました。そして、お母さんにお願いしましたが、駄目って 言われてしまいました。そこで彼女は考えて、お母さんにお手紙を書くことにしました。

お母さん。お母さんの代わりに買い物に行ってあげたのが10円。お料理のお手伝いが20円。玄関のお掃除10円。お庭の掃除20円。お母さんの肩を揉んであげたの 20円。弟の面倒を見てあげたのが20円・・・。だからお願い、お小遣い上げて下さい。

すると、お母さんから返事がきました。

M子がまだ赤ちゃんの時、毎日おしめを変えてあげたのが0円。毎日お乳を飲ませてあげたのが0円。毎日お風呂に入れて あげたのが0円。毎日着替えをさせてあげたのも0円。

大きくなった今もご飯を毎日食べさせてあげてるのが0円。学校に行くのに必要なランドセルや筆箱、鉛筆や消しゴムなどなど買ってあげたの全部0円。そして、 お洋服や靴を買ってあげてるのも0円。時々お勉強を教えてあげてるのも0円。M子が歯が痛いと言った時、歯医者に連れて行ったのも0円。病気になって熱を出したとき、 寝ないで看病したのも全て0円。まだまだたくさんありますがお母さんがM子にしてあげていることすべて0円にしています。

それを読んでM子さんはまたお母さんにお手紙を書きました。

お母さん私のことを沢山0円でしてくれてありがとう。それから、お母さんにお小遣いもっと上げてって言ってごめんなさい。M子も今から全部0円でします。 そして、お小遣いも今月から0円にしてくれても良いです。

すると、母さんからまた手紙が来ました。

大好きなMちゃん。Mちゃんがお小遣いを大切に使うなら今まで通りあげたいと思います。Mちゃんが加勢してくれるので お母さんはとっても助かっています。Mちゃんが良い子で良かったと思っています。これからもよろしくね。

これが母の日に子供たちに向けてお話しした内容です。この話を聞いたYさんとTさんの姉妹はその日家に帰ってから「お母さん、お洗濯0円でするね。」「これ これも0円ね。」と言って加勢してくれたそうです。お母さんの大変さと愛を改めて深く感じてくれたら幸いです。

愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。 愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、 神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに 愛があるのです。愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。1ヨハネ4:7~11

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