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幸せで優秀な日本人

一般的な幸せ観と言うのは、沢山お金をもうけて、豪邸に住み、高級車を乗り回し、高級な洋服を着て、美味しい物を食べて、海外旅行をして、・・・かも しれません。しかし、これが果たして幸せかどうかは検討の余地があるところでしょう。

インターネットで幸せ度について調べてみると、様々な調査結果が出ていて面白く読ませていただきました。その内の一つに次のようなものがありました。

政治科学の世界では、国が豊かになるほど、国民の幸福度は上がり、国民一人当たりの収入が2万5000ドル(約200万円)に達すると、それ以降の幸福度は 安定すると信じられてきた。しかし、今回の幸福度調査ではそれが当てはまらなかった。

「とても幸せ」と回答した人の割合はインドネシア51パーセント、インド43パーセント、メキシコ43パーセントと、経済的な豊かさという点では 低~中程度の国に おいて高い幸福度が見られた。反対に経済的に豊かであるオーストラリアやアメリカでは、「とても幸せ」という回答率は28パーセントと、 上位国よりも大きく 下回った。

ヨーロッパを見てみると、「とても幸せ」と回答したのはイタリアでは13パーセント、スペインでは11パーセントだった(深刻な債務問題を抱えているギリシャは 今回の調査対象に含まれていない)。多くのヨーロッパ諸国では、世界の中でもとりわけ暗く憂鬱な空気が流れている。

今回の調査結果に基づくと、国の経済的な豊かさと国民の幸福度は必ずしも結びついていないようだ。[参照The Economist]

このような幸福度調査も、その調査機関によってまちまちで何を幸福の基準にするかで変わってきます。しかし、残念なことに、どの調査結果を見ても、日本人の 幸福度が非常に低いことが気になりました。つまり、日本人はあまり幸せでないと感じている人が多いという結果が顕著に表れているのです。

私は、日本のように安全で豊かで、人々は親切で、律義で勤勉で、交通機関や道路、また上下水道等も整備されていて、何をするにも便利で、海や山に囲まれて綺麗な 国、このように住みよい環境の国は世界的に見てもそうそうないと思っています。

私達はとても素敵な国に住んでいます。日本人はもっともっと「自分は幸せだ」と思うべきです。幸せは自分に与えられた恵みを知り、感謝し、喜ぶことから始まるの だと思います。

私の息子が教会の子供たちに質問したことがありました。「君たち、世界で一番幸せな人は誰だと思いますか?」。子供たちが、「それは誰なのだろうか」と考えて いると、「それは、自分が世界で一番幸せだと思っている人です。」と答えていました。

なるほど、自分がどう思うかから始まるのだなと思いました。ですから、日本人は幸せになるために、卑屈にならず、もっと前向きに考えてほしいと思います。

以前実施された小中学生の学力テストで、日本の子供は他国に比べて比較的良い成績をあげているにも関わらず、「自分は勉強が得意じゃない」「勉強が嫌いだ」と いう子が他国に比べて非常に多かったのも、気になりました。これも良い結果を見ずに自分の欠けたところばかり見て落ち込んでしまう日本人の悪い癖が災いしている ように思います。

「日本人は優秀です。日本の環境は素晴らしく、私達は幸せな国民です。」そのように前向きに考えましょう。そこから喜びの人生、幸せな人生が始まるのだと 思います。

心に喜びがあれば顔色を良くする。心に憂いがあれば気はふさぐ。・・・悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみの ある人には毎日が宴会である。箴言15:13,15
陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす。箴言17:22

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