120603
春の大運動会
先日小学校で大運動会が行われました。私達は午前中礼拝を行い、昼食をいただいてから、お昼の部だけ見に行ってきました。
数日前に、子供たちから｢おじちゃん、運動会来る?｣と聞かれて、｢うん、昼から見に行くつもりだよ。｣と言うと、｢何で朝から来ないの?｣と言われ、｢朝は大切な 礼拝があるからだよ。｣と言うと、｢ふ～ん｣となんだか腑に落ちないような返事が返ってきました。
例年は秋に行われる大運動会ですが、今年は校庭の工事との関係で春に行われることになりました。1年生は入学したばかり、他の生徒も新しく進級したばかりで、 ]だ環境に慣れていない中での運動会に少し心配しましたが、例年と変わらない素晴らしい出来栄えに感心しました。
紅組、白組の応援合戦もドン、ドンという太鼓の音に合わせて子供たちが走って移動し、体系を変えて扇を振って３．３．７拍子をしたり、肩車して演武をしたり、 最後に団員全員が扇でＶ字を描いてフィニッシュしたりと、素晴らしい演武で、短期間でも、しっかり集中して練習してきたことが分かりました。
さらに競技中も下級生に｢もっと、大きな声を出して｣と応援指導している団員の姿を見て、応援リーダーとしても貫禄があり、立派に活躍できているな 感心しました。
また、新5・6年生で招集担当の生徒、スターターの生徒、ゴール担当の生徒、そのほかさまざまな担当の生徒さん方もテキパキと任務をこなし、すっかり上級生と しての担当を果たせている姿を見られて嬉しくなり、彼らが急に頼もしく思えました。
私は残念ながら午後からのプログラムだけしか見られませんでしたが、保護者の方々もスムーズな競技進行のために、様々な役割を負って下さり、全てに連携が取れて 素晴らしい運動会になったと思っています。春の運動会でここまでできるのだったら、毎年春に大運動会をやることにも一考の余地があるのではと思いました。
実は秋の学校は運動会をはじめ、水泳大会、修学旅行やその他の行事が目白押しで、大変だろうなと傍から見て思っていました。どうしても春は進級したばかりな 上に、先生方も代わったりしてあわただしくてあまり行事が組めないで、どうしても秋に集中してしまうのだろうなと考えていました。
しかし、秋の運動会時期になると、保護者としては幼稚園の運動会、保育園の運動会、小学校、中学校の運動会に地域運動会等が日曜日ごとに開催されて忙しく、 兼業農家の方から秋の収穫時期に日曜ごとに行事が入り、参加が大変だという嘆きの声を聞いたこともあります。
また、子供たちも一番暑い時期に炎天下で連日の運動会練習、学校から帰ってくる子供たちの様子を見ていると明らかに疲れた顔を見せていました。応援団の練習、 リーレーの練習、組体操の練習等、教える先生も、教わる生徒たちも暑い中で体力を消耗するだろうなと思っていつも見ていました。
その点、春の運動会になると、そこまで充実した練習はできないかもしれませんが、お互いの負担が軽減され、返って本番で良いパフォーマンスができるのでは ないかだろうか、また新しい先生やお友達とも親しくなる良いきっかけになるのではと勝手に考えました。
外野の外野である私が勝手なことを言って、余計なお世話と思われるかもしれませんが、少なくとも小さい子供たちの疲れた顔を今年は見ることがなかったことは 幸いでした。しかし、外野では分からない様々な理由があることでしょう。とにかく、子供たちにも、先生方にも、保護者の方々にとっても最善の時が備えられることを 願っています。
とにかく今年は素晴らしい春の大運動会を見られたことを心から喜びたいと思います。
天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。伝道者3：1