120715
唯一の神
私たちが「キリスト教のクリスチャンです。」というと「何でまた、外国の宗教に入ったのですか。」と聞かれることがあります。しかし、仏教にしてもその他の 宗教にしても時期こそ違え皆大陸から入ってきたもので、純粋に日本の宗教という物はありません。
また、日本の神様、アメリカの神様、中国の神様、ロシアの神様とかがあって、中国とロシアの神様は仲が良いけど、ロシアとアメリカの神様とは仲が悪いなんて こともありません。
さらに、海の神、山の神、また大きな岩が神になったり、大木が神様になったりすることもありません。あくまでも岩は岩であり、木は木でありそれ以上では ありません。
また、どんなに巧みに彫られた木像でも、どんなに綺麗に作られた鋳造でも作られた後、人がそれに魂を吹き込み神にすることなどできません。人間が拝む対象を 人の手で作ることなどできないのです。
日本では自分達の都合によって交通安全の神様、商売繁盛の神様、家内安全の神様、五穀豊穣の神様、受験の神様、結婚の神様、子宝の神様等々八百万の神と 言われるほどの沢山の神々をその要請に合わせ、また時代に合わせて作ってきました。しかし、神様は時代の要請によって次々に新しい神様が作られるということも ありません。
私が以前勤めていた会社は、地方では比較的大きな会社でしたが屋上には祠があって、月初めになるとそれにバナナやリンゴ、野菜などを供え、社長をはじめ それぞれの課の代表者が集まって、商売繁盛の為にお祈りしていました。宿直の時、屋上に上って祠の戸を開いてみると木彫りのキツネが立っていました。こんな 汚いきつねの像が我々の仕事を成功させてくれるなんて到底思えませんでした。
かといって神がおられないわけではありません。人は神がいないと生きていけないように造られているのです。どんない若くて健康であっても、どんなに権力があり 力があっても、人はみな問題を抱え、不安を持ち頼れるものを求めて生きているのです。だから沢山神々と言われるものを作ってきたのです。
皆さん、神様はおられます。その神様は、天地万物を創られた唯一のお方であって、日本の神様、外国の神様とかはありません。また、それぞれの用途に合わせた 神様がおられるのはなくて、唯一の神様が全ての問題を聞いて下さり、解決して下さるのです。
そして、天地万物を作られた唯一の神様は全能なるお方であって、私たちがどこで祈ろうと、どちらを向いて祈ろうとも聞いておられ、祈りに答えて下さいます。 わざわざ受験のために、商売繁盛のためにと言って遠くまで行く必要はありません。
私の人生はこのお方がおられることを知ってから180度変わりました。本当に信頼でき、頼れるお方を知ったからです。私は問題があると必ずこのお方に向かって 祈ります。「天地万物を創られた真の神様、今このような問題があります。どうか、この問題が解決できるように助けて下さい。」と祈り何度も苦難を乗り越えて きました。だから、多くの人にこの事実を知って頂きたいのです。
恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。 肉なる者が、私に何をなしえましょう。詩篇56：3～4
恐れるな、おののくな。わたしが、もう古くからあなたに聞かせ、告げてきたではないか。あなたがたはわたしの証人。わたしの ほかに神があろうか。ほかに岩はない。わたしは知らない。偶像を造る者はみな、むなしい。彼らの慕うものは何の役にも立たない。彼らの仕えるものは、見ることも できず、知ることもできない。彼らはただ恥を見るだけだ。だれが、いったい、何の役にも立たない神を造り、偶像を鋳たのだろうか。 イザヤ44；8～10