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前向きな考え方

先日、大関日馬富士の横綱昇進が決まったというニュースが流れました。日馬富士は2場所連続全勝優勝を飾ったので、文句なしの横綱昇進ということでしょう。

しかし、彼は幕内では2番目の軽量で大きな力士相手に勝ち進むのは至難の業ではなかったかと思います。彼のどこからあのような力が出ているのでしょうか。

それは彼の前向きな考え方にありそうです。彼がまだ3役(関脇・小結)時代のこと、場所前に次のような発言をしたそうです。「全部勝ちたい。負ける相手はいないと 思っている」と、彼の強気一辺倒の姿勢に驚かされます。このような彼の強気な姿勢こそが彼の強さの原因だと思います。

英国の心理学者ハート・フィールド氏は『自分を駄目だ、出来ない、無理だと否定的にとらえると、本来持っている能力の30%も発揮できない。反対に自分はできる、 特別な能力がある。と肯定的にとらえると自分の限界を超えて150%の実力を発揮出来る。』と言いました。

また米国の哲学者ジグ・ジグラー氏は「自分を勝利者として見ないと勝利者の様に成し遂げることはできない。」と言っています。

彼らは、肯定的に自分を捕らえることが勝利的な生活をするうえで非常に大切なことだと教えているのだと思います。

先の高校野球甲子園大会に鹿児島県代表で出場した神村学園の選手たちは、時々「や・か・ぜ」と天に向かって叫びます。これは「やればできる、必ずできる、絶対 出来る」の略だそうです。彼らがこれを叫ぶ時はこの様な前向きな思いが選手たちの心に詰まっているということでしょう。

さて、私は今、小学校に本読みのボランティアに行かせて戴いております。そこでこの頃読ませて戴いている本は、教会員のKさんにお借りしている数冊の本で、 牧師であり絵本作家でもあるマックス・ルケード師の書いたものです。

彼の書いた本は私自身が感動できて、前向きに励ましや力を受けるものばかりですので、子供たちにもそれを分かち合いたいと思って読ませて戴いています。

その彼が次のようなことを言っています。「人生には2種類の声があります。否定的な声はみなさんの考えを、疑いやつぶやき、恐れで一杯に満たすが、肯定的な声は 希望と力で一杯に満たします。」

つまり、私達は「できない、無理だ、おもしろくない」等の否定的な心の声に従うと、不幸を刈り取り、一方「できる、勝利する、楽しい」等の肯定的な声に従うと 祝福と勝利を勝ち取るというのです。

しかし、残念ながら私達は否定的な声の方に耳を傾けがちなのです。ちょっと体調を崩しただけでも、不安が恐ろしい早さで強大化し、最後はきっとガンかも しれないなんて思い煩い、落ち込んでしまうことにもなりかねません。

世界最大の教会の牧師・趙ヨンギ師は彼の机に「お前は神の似姿に似せて造られたのだから、おまえは今日も思いをはるかに超えたことをすることができる。」と 書いてあるそうです。そして、毎日それを読んで自分を力づけているということです。

私達は心の奥の否定的な声に耳を傾けないで、肯定的な思いを持つように何時も心がけたいものだと思います。

心に喜びがあれば顔色を良くする。心に憂いがあれば気はふさぐ。悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみのある人には 毎日が宴会である。箴言15:13,15
陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす。箴言17:22
人の心は病苦をも忍ぶ。しかし、ひしがれた心にだれが耐えるだろうか。箴言18:14

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