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初めての山口講演T

今年の4月の中旬に山口県の教会から講演依頼のメールを頂きました。九州圏内の教会ではいろいろな教会でお話をさせていただく機会を戴いたのですが、本州の 教会からの依頼は初めてでした。

「大して有名でもないし、立派に成功しているわけでもない私に何故?まだお近くに素晴らしいメッセンジャーは沢山おられることでしょうに、」がその時の正直な 私の思いでした。

私としては、私のような遠方の、しかも大したことのない牧師に1年の一度の大切な集会を依頼して下さったことに感謝しつつも、何故だろうという思いは ぬぐえませんでした。

この件は前日(10/6)山口に着いて先方のY牧師にお会いしてから、私を招くに至った事情を教えていただき,そのいきさつが判明いたしました。それは山口の 教会に、30年前鹿児島におられて私達と同じ教会に2年間所属していたO姉が役員としておられて、私を講師として推薦して下さり、さらに、Y牧師も私達の長男の 証しを以前聞いて知っておられたこともあって、私を招いて下さったということでした。

あのとき信仰を持たれたO姉が、今山口の教会で役員として奉仕しておられること知って、私達夫婦は感激しました。信仰の友の成長した姿を見ることは本当に うれしいことです。

さて、私自身、学校や行政の教育講演会の依頼は時々戴いて、お話しに行かせて戴いているのですが、教会からの講演会は久しぶりだったので、先方の教会の為に 何かお役に立てることなら、また自分自身の新しい出発の為にもと、喜んでお受けさせて戴きました。

そこで、期待して招いて下さった先方に迷惑をかけないように、私の持つ最善のものを提供したいと、しっかり祈って備えることにしました。今回は先方の教会の 祈りの支えを強く感じつつ、3日、3日、1週間と断食祈祷を重ねることが出来ました。それによって集中力と霊的な満たしをかねての集会より得られたと感謝して おります。

7月末に教育講演会の演題が、主…『笑う門には福来る』、副…「喜びあふれる新しい人生」と決定しました。先方の要求が家庭にも教会にも笑いが溢れる様な 喜びと希望に溢れるメッセージを、と言うことだったので、笑いの要素を多く取り入れつつ、喜びあふれる人生への道筋を示すメッセージにするべく苦心しました。

毎回の教育講演会でも、聞く人が飽きないようにと笑いの要素を取り入れるようにしているのですが、聞くメンバーやその時の会場の雰囲気によって笑ってくれたり、 滑ったりとまちまちです。ですから、笑いの部分には毎回気を使います。

また、メッセージの骨格は早い段階で出来ていたのですが、伝えたいことがストレートに伝わるように細部で加えたり削ったりと出発してからも、メッセージ 前日までも妻にそれとなく聞いたりして、修正を加えました。

今回お招きいただいたことで、私自身が充実した日々を過ごせたことを心から感謝しております。また、このことが神様のご計画の中にあったことと確信して おります。

天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。植えるのに 時があり、植えた物を引き抜くのに時がある。・・・神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、 神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。伝道者3:1〜2,11

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