100214
シンガポール留学11
“International Idol”
英語圏の国々には「American Idol」「Australian Idol」というコンクールがあって、言わば日本で言う「のど自慢」みたいな大会が開かれています。シンガ ポールでも「Singapore Idol」という大会が開かれていました。応募資格はその国出身者であること。
それをまねて、SOTでコンクールを開こうということになりました。それが、このInternational Idolです。この大会の趣旨は、ノンクリスチャンが教会に入りやすい 環境にし、そこで出会った人と友達になって、いい関係を結んでいこうという意図がありました。
このコンクールはInternational、いわゆる「海外」の人が応募対象です。シンガポール以外から移住または留学してきている方々に対してです。パフォーマンスは、 歌だけ、バンド、ダンスのいずれか。応募資格はチーム必ず一人は海外生。そして、必ず一人はノンクリスチャンというものです。
この時、すでにダンスが出来る友達がいた自分は、簡単に5人のチームメートを集めることができました。自分、K兄、Lさん (シンガポール留学[参照)、インドネシアのWA君、台湾出身のGさん。みんなSOTメンバーです。
K兄はK兄で、バンドを作り始めました。2つ作ったのですが、そのうち一つは、自分がボーカル、K兄がキーボードかつボーカル、もう一人キーボードに日本人の Kさん(シンガポール留学X)、ギターにマレーシアのAL君(シンガポール 留学[)、エレキに台湾のC君(シンガポール留学[)、ドラムに台湾のWE君。このみんなもSOTメンバーです。
しかし、問題点が一つありました。それは応募資格「必ず一人はノンクリスチャン」というものです。全員海外SOT生で構成されている僕らが、ノンクリスチャンの パフォーマンスができる人を探すのは至難の業でした。これがとても大きな壁となって、僕らに突きつけられていました。
応募締め切りまで残り3日、オーディションまで後1週間と迫って、困った僕とK兄は、夜中、寮の前にあるバスケットコートに行き、祈ることにしました。(僕らは よくそこで祈り合っていた。)
半ば諦めかけていた僕ら。バスケットコートをぐるぐる歩きながら祈っていた時に、「もう一度、明日City Hallに行ってみよう。」という思いがやってきました。 City Hallとは結構ダンサーが集まって練習している駅で、何度も行ってそこで出会った人たちに声をかけていたのですが、その日が空いている人が見つからなかった のです。でも、最後にもう一度行ってみようと思い、翌日、City Hallに向かいました。
City Hallの、ダンサーが集まっているところに向かうと、2人のダンサーに出会いました。一人はSYさんという16歳の女の子。その子の友達の人は、なんとCHCの クリスチャンダンサーチームのメンバーの一人だったのです!(自分もこのチームに参加していました。)SYさんは普段は来ないのだけれど、なぜかその日だけ偶々 来たということでした。
そして、SYさんに事情を話し、早速誘ってみると、なんとOK!翌日に練習する約束をしてアドレス交換しました。
一方、バンドチームの方は、日本人SOT生のSさん(シンガポール留学X)の会社の同僚の中国人(日本語ペラペラ)の T君にOKをもらうことが出来、何とか両方ともに応募することが出来ました。
だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。 マルコ11:24
しかし、登録したのもつかの間、オーディションは1週間後。それから猛練習が始まりました。朝は学校、昼はどっかの空き地でダンス練習、夜はスタジオを借りて バンド練習と、大忙しの日々が続きました。
そして、ついに、オーディションの日がやってきたのです。
次回をお楽しみに。